坂本駅、渡駅、人吉駅〜肥薩線駅巡りの旅〜
【駅訪問フォト日記、6月・九州鉄道旅行編(3)】
肥薩線の木造駅舎と言えば、今や駅舎の中でビッグネームになった築百年を超えた嘉例川駅や、超閑散区間の吉松‐人吉間の大畑駅などが有名ですが、八代‐人吉間にも、ひっそりと古い駅舎が残っています。そんな駅を見ながら肥薩線の旅を楽しみます。
坂本駅。球磨川沿いの急峻な地形に開けた町で、古い木造駅舎が残っています。印象的なのがこのホームの長さやこの構内の広さ。かつては2面3線のホームが使われ、1・2番線の間に中線を思わす空間が残っています。さらに、業務用の側線も駅舎寄りに3線も残っています。鹿児島本線の海沿いのルートが開通する1927年までは、今の肥薩線ルートの方が鹿児島本線で、かつてのメインルートの面影を忍ばせます。
1時間ちょっと坂本駅に滞在し、次の人吉行きの列車を待ちます。
やって来た列車(1225D)の2両目が妙に赤く、気になって見ると、いさぶろう・しんぺい号用のキハ140系形気動車!きっと本業の、いさぶろう・しんぺい号の間合い運用で、他の普通列車の運用にも就いているのでしょう。もちろん、2両目のこの車両に陣取りました。2両編成という事を差し引いても、車内はとても空いていました。ちょうど、通学の学生で混み合う時間と思っていたのですが。

でも、そのお陰で、木材をふんだんに使ったレトロな車内で、ゆったりと球磨川の車窓を楽しめました。
いさぶろう・しんぺい号用車両に後ろ髪をひかれつつ、渡駅で下車。球磨川下り急流コースの乗船場の最寄り駅です。下車早々、猫駅長の出迎えを受けました(笑)。古い木造駅舎が残っていますが、大きく改装され地元の商工会議所として使われています。駅舎に寄り添う背の高い木が印象的です。
本当に商工会議所の建物と化してしまい、駅舎の機能は軒下に設置された小さな待合室に移転されたと言った方が正確です。駅は大きな「元駅舎」の片隅で、いかにも肩身が狭そうな雰囲気…。
ですが、コスト削減という理由も大きいのでしょうが、古い駅舎を安易に壊してしまうのではなく、きれいに改装して大切に使っていこうという試みは評価できます。それに、ゲンナリするリニューアル駅舎が多い中、この駅舎は趣を比較的残した改修が施されていると感じます。何よりも、駅が無人化して寂れゆく一方なのではなく、有効活用され、人が居という状態にある事は、駅利用者や町の人にとって安心でき心強いのではないでしょうか?
一区間・7分だけ、特急くまがわ号に乗り人吉駅へ。人吉駅入線直前に、ばら園のようなものが目に入り、花々が咲き誇り心引かれたのですが、乗換えの時間が十数分しかなく諦めました。
2・3番ホームにはいさぶろう号の大きな看板がありました。駅員さんはベンチで一休み…。3番ホームには、坂本‐渡間で乗車した、いさぶろう・しんぺい号編成が停車していました。これからは本業のいさぶろう号として、矢岳越えなどの絶景区間を走り抜け吉松へ向かいます。私も軽く駅の撮影をすると、駅弁を買い、いさぶろう号の車内へと急ぎました。
テーマ:鉄道旅行│ジャンル:旅行
駅訪問フォト日記
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│2007/06/17(日)22:24
