日豊本線の木造駅舎
【駅訪問フォト日記、6月・九州鉄道旅行編(1)】
6月の始めに九州に行ってきました。
前夜に寝台特急富士で発ち、行橋駅で下車。普通列車に乗換え、少しづつ日豊本線を南下していきます。
1932年(昭和7年)築の木造駅舎が残る豊前松江駅。窓がサッシ窓に換えられているものの、窓枠が茶色で雰囲気を大きく損なってい無い所が素晴らしいです。駅舎前の花壇に植えられた薔薇も印象的でした。
待合室や窓口も大きく改修されていなく、よく昔の雰囲気を残していると思われます。そんな中、883系の特急ソニックが青い車体を一閃させるように通過してゆく様は斬新な眺めですが、個性的な特急が多いJR九州らしい光景とも映ります。
今津駅にも木造駅舎が残っています。そこそこの規模の駅だったようで、駅舎の横には、信号機室、係員詰所、側線跡などが残る広めの業務用スペースがあります。しかし、現在は人の出入りがほとんど無さそうです。
今津駅周辺で特に目を引いたものが、駅に隣接する大きなレンガ造りの倉庫です。昔は農業用の倉庫だったようですが、今は寂れ使われている気配が感じられませんでした。

下ノ江駅。ここも木造駅舎が残っているのですが、上の二つの駅と違って無人化されていて、窓口は塞がれ待合室もがらんとし、寂れた印象。
窓枠が木製もままなど、駅舎の雰囲気はいいのですが、車寄せ下にコーラの派手な自動販売機がデンと居座っているのが目立つこと目立つこと…。駅利用者のため、水分補給の手段を容易にするとか、少しでも収入の足しにするなど、存在意義が無いとは言い切りませんが、駅舎鑑賞…、特に古い駅舎の昔ながらの雰囲気を味わいたい私にとっては正直目障りに感じます。
上臼杵駅。ホームから駅舎へと続く通路の脇に木々や花が植えらています。植木の形はきれいに整えられ、赤い花がきれいでまるで庭園のよう。雨上がりで木々や花が露でしっとりと濡れ、日差しで輝く様子がさらに情感を添えます。
上臼杵駅にも趣き深い木造駅舎が残っています。こちら側は、高くそびえる木が見事です。
次の列車まで一時間程あったので、周辺を散策しました。龍原寺の三重の塔、フンドーキン醤油(株)の社屋など、古い建物がいくつも残り、面白いひと時を過ごす事ができました。また、ふぐ料理の店が目に付きました。トラフグは臼杵市の名産品として有名なのでした。今度、臼杵に来る時は是非とも…。
嘉例川駅、門司港駅など、名だたる九州の名駅舎の影に隠れて目立ちませんが、日豊本線にも派手さは無いものの、昔ながらの趣深い木造駅舎が意外と多く残ってる穴場と言えます。しかし、老朽化とリニューアルの波が押し寄せ、徐々に失われているのが残念です。今回挙げた駅は、大切に使われているなと感じましたが、いつその波に呑み込まれてしまってもおかしくないと思います。日豊本線の木造駅舎の姿を記憶に留めておきたい方は、早めの訪問をお勧めします。
テーマ:鉄道旅行│ジャンル:旅行
駅訪問フォト日記
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│2007/06/12(火)20:17
