留萌本線の貨車改造駅舎
【駅訪問フォト日記、2007年2月・北海道編(5)】
北海道のローカル線に乗っていると、貨車を改造した駅舎がよく目に付きます。このような駅舎が多く登場したのは、国鉄後期と記憶しています。老朽化した駅舎を建て替える必要に迫られていましたが、赤字経営が続く中、経費を掛けたくない。片や、鉄道貨物取り扱いの減少等の理由で、余剰の貨車が多く出ていました。それらの貨車は造りは丈夫で、さほど老朽化もしていなく、このまま廃棄するには惜しい。それらの点が着目され、無人駅で利用者が少なく小さな待合室があれば事足りる駅は、余剰の貨車を改造し、待合室として再利用してしまえという流れになったのでしょう。
先日乗車した留萌本線にも、貨車改造の駅舎が多く見られます。
舎熊駅(車窓)
礼受駅(車窓)
高台にあって、日本海から吹き付ける風が厳しいのか、周囲をゴザのような幕で覆われているのがすごいです。
大和田駅(車窓)
幌糠駅。
この駅は、北海道自転車旅行中、駅近くの国道沿いの駐車場で一休みした時に眺めたという思い出があります。(メインサイト内関連ページ;幌糠駅)
どこもメンテナンスをこまめにしていないようで、ペンキがひび割れ、外壁が錆びつき、どこか痛々しいものがありました。
あと、画像は無いのですが、恵比島駅も趣き深い木造駅舎と思わせておいて、駅としては、実は小さな貨車駅舎の方が正式なものです。木造駅舎の方は、NHKの朝の連続テレビ小説「すずらん」のロケで、昔の駅の雰囲気を再現するためにわざわざ造られたセットです。ドラマでは「明日萌駅(あしもいえき)」として登場しました。貨車駅舎は、そんな雰囲気を壊さないようにと、外見を木の板で覆われ、木造倉庫風に仕立てられています。
鉄道廃車体の利用という、レールファン心理をくすぐるものではありますが、貧乏くささ丸出しで、駅としての威厳のかけらも無く思え、クローンのように増殖していく貨車駅舎を私は好きになれませんでした。しかし、小さな集落や、自然の中にポツンと佇む貨車駅舎は、いつしかローカル線の一風景として私の記憶に刻み込まれ、最近は、これはこれでローカル線を象徴する趣のある風景だなあと思っています。
テーマ:鉄道旅行│ジャンル:旅行
駅訪問フォト日記
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│2007/03/19(月)19:21
