香港、食い倒れ寸前食べ歩き旅

 先日、香港へ旅行に行ってきました。

 香港は2回目で、この旅の当初の目的は旧正月・チャイニーズニューイヤーの最後を飾る元宵節(ランタンフェスティバル)を見る事でした。しかし、2014年旧正月の元宵節となる2月14日は休みが取れない事が解りました。香港旅行の大きな目的の一つを失った事になります。しかし、今更、香港に行きたいという気持ちは引っ込める事ができず、しかし何か目的がなければ物足りないと思い、この旅は食べる事に拘ろうと思いました。旅行に行っても基本的には食に無頓着なので、いつもと違った気分になりわくわくしてきました。

香港到着初日

 キャセイパシフィック航空のフライトで午後に香港国際空港に到着後、真っ先に到着階にある香港スイーツ店「許留山(ホウライサン)」へ。

許留山(ホウライサン)のマンゴとココナッツのジュース

マンゴー入りココナッツジュースを1杯。ココナッツとマンゴーの甘さにタピオカがゴロゴロ入っている冷たいジュースが美味しく、フライトの疲れがリフレッシュされる心地です。

飲茶、アワビのパイのせ

 ホテルで一休みした後、近くの大型ショッピングモール「ハーバーシティ」に出かけ、モール内の飲茶店で軽めの夕食。写真はアワビのせのパイという高級感ある点心。写真は撮っていませんが、飲茶の定番、蝦蒸し餃子も食べました。

ピータン粥

 そしてピータン粥。どんぶり1杯の量を見てびっくり。でもさっぱりして美味しかったので、スイスイと食べ進める事ができました。

2日目

ザ・ランガム香港の朝食

 今回宿泊したホテル、ザ・ランガム香港の朝食。5つ星ホテルの朝食ビュッフェはがかなり充実していまて、標準的なものはもちろん、点心、中華粥、何種類ものペストリーetc…。嬉しくなり、1日目はつい取り過ぎてしまいました。

 街に出て歩いているとベーカリーが目に付きます。中国語で「餅家」または「餅店」「餅屋」と表記され、純粋なお菓子屋である場合もあるのですが、英語の意味通りパン屋である場合も多いようです。しかし、パンを中心にケーキや中国菓子、洋菓子などスイーツ類も多く扱っているお店も多く、店によって扱っているものが違うのが見ていて面白かったです。

香港・油麻地、天后廟近くのベーカリー

 ナイトマーケットで有名な廟街、天后廟近くの餅屋店内で。この店ではケースの中に中華まんがずらりと並びそそられました。しかし…

香港、エッグタルト

 私が買ったのは蛋撻(ターンタッ)つまりエッグタルトでした。ポルトガルに行ってから、こってり甘いクリームのエッグタルトが大好きになりました。私が雑に扱ったためか、取り出した時は半粉砕状態(笑)

香港、中国のお菓子

 そして中華菓子も買いました。そして天后廟前の公園のベンチに座り、エッグタルトと一緒に午前のおやつ。

 午後は香港の中心街を離れ、鉄道博物館のある大埔墟(タイポマーケット)へ。賑わう商店街に引かれ足が吸い寄せられると、その中に小さなどんぶりを手に地元の人が群がっているお店がありました。

大埔墟(タイポマーケット)、豆腐花。

 そこは豆腐花(トウファー)のお店でした。もちろん私も釣られて1杯お買い上げ。温かくて柔らかく甘~いのがイイ。値段は7香港ドルと日本円にすると約90円。これだけ安ければ買物のついでにとつい食べなくなる気持ちも解ります。途切れる事無く、地元の老若男女が入れ替わり立ち代りやって来ます。まさに庶民のスイーツです。

大埔墟(タイポマーケット)の餅家(ベーカリー) 大埔墟(タイポマーケット)の餅家(ベーカリー)、ショーケース。

 鉄道博物館を見た後、駅に向かって歩いていると餅家が目に入りました。色取り取りの中国菓子に引かれますが、ここでもやはりエッグタルトを買いました。

 朝の食べ過ぎが応え、昼食は食べる気になりませんでした。しかし、そのお陰で夜には回復。ザ・ランガム香港内の中国料理レストラン「唐閣(T'ang Court: タン・コート)」へ。このレストランはミシュラン2つ星の名店で、どうせいいものを食べるなら、折角だから泊まったホテルでと思っていました。

 中国料理店としては珍しく1人用コースがあったのでそれを注文。その中から一部の料理を紹介します。

蟹味噌入りフカヒレスープ

 蟹味噌入りフカヒレスープ。コースのスープはこれではなかったのですが、これが好きなので追加料金を払って変更してもらいました。唐閣のものはフカヒレがどっさり入っているのが印象的でした。まるでフカヒレの姿煮を食べているかのような感覚でした。

ランガム香港「唐閣」、牛肉料理。

 牛肉の炒め。何味かははっきり判りませんでしたが美味しかったです。

ランガム香港「唐閣」、デザート盛り合わせ。

 デザート盛り合わせ。ここでもエッグタルトが。

 とても美味しかったですが、高級店らしい雰囲気も素晴らしかったです。高級店は正直、滅多に利用しないのですが、さすがミシュラン2つ星と思わせるものがありました。香港の店員さんは良くも悪くもつっけんどんな感じですが、唐閣のウェイターさんは笑顔全開ではありませんが、物腰柔らかく高級店らしい雰囲気を感じました。会計の時に、美味しくてサービスも良かったと伝えたら、ほとんど笑顔を見せなかった店員さんがニコッと嬉しそうにしたのがこちらも嬉しかったです。自然な笑顔が一番ですね。

3日目

 2回目の朝食ビュッフェをやや控えめに取り、出かけました。

 彌敦道(ネイザンロード)の佐敦(ジョルダン)駅近くの、小さな屋台のような食べ物屋さんの周りに、人が並んでいるのが気になり近寄ってみました。

香港、佐敦駅近くのお店1 香港、佐敦駅近くのお店1

 魚の練り物っぽい団子も気になりましたが、「格子餅」「雞蛋仔」なるコテで焼くパンケーキのようなものが一番気になりました。「格子餅」は待ちがてら写真をじっと見て、ああワッフルの事ねと判りました。しかし足ツボを刺激する丸いでこぼこがたくさん付いたマットのようなものが解りません…。縁日屋台の鈴カステラのようなものなのでしょうか…。

香港、雞蛋仔(ガイダーンチャイ)

 並んでやっと買えた「雞蛋仔」。受け取った時、その大きさにうわー胃に来そうだなあと驚きました。けれども中は空洞気味で重量感はさほどでもなく、外はカリカリ焼きたての熱々をその場でいただきました。この「雞蛋仔」、後で旅行ガイドを見て「ガイダーンチャイ」と言う事を知り、更にネットで調べてみると「利強記北角雞蛋仔」と言う、結構有名な店だと知りました。

油麻地(ヤウマテイ)のエッグタルト

 歩いていると、ベーカリーでまたエッグタルトを発見し購入。エッグタルトは大抵このように保温ケースに入れられています。そして不思議なのが、一部のベーカリーではパンの切れ端に一端ひっくり返して、そのパンの切れ端で持ち上げて袋に入れていました。天后廟近くのベーカリーで見た時、うわパンで挟む気かと驚いたものです。たぶんこの方が商品を手で触れず袋に入れられるからかもしれません…。

 露店を巡り歩いた後、昼食に飲茶を食べようと、トリップアドバーザーでも高評価の店に行ってみました。しかし外には20人以上の順番待ちが…。さすがに待ちきれず旺角(モンコック)駅近くの「點點心點心專門店」へ。幸い20分程度の待ち時間で店内へ。

香港飲茶、海老入り腸粉

 海老入り腸粉。腸粉は好きな点心の一つなのですが、これは揚げた何かのシート(たぶんライスペーパー)が中に入り、もっちりした中にさくっとした食感が絶品。

漢方と鶏肉のもち米蒸し

 漢方と鶏肉のもち米蒸し。漢方薬の苦味のある味付けの蒸しご飯が不思議と美味。

黒トリュフ入り小龍包。

 黒トリュフ入り小龍包。味は悪く無かったのですが、小龍包独特の肉汁のジューシー感が正直ありませんでした。これは調理に失敗したのでしょうか…?

香港飲茶、パイナップルパン。

 お腹に余裕があったので、デザートにパイナップルパンを追加。いわばメロンパンのようなものなのでしょうが、パイナップル入りクリームが入ったホットなパンがこれがまた美味しい!3個完食。

 …と大いに満足!やっぱり飲茶大好きです。しかし飲茶は一皿の量が多めなので、一人旅だと色々と種類が食べられないのが残念です。

ザ・ランガム香港のアフタヌーンティ。

 そしてホテルの部屋に戻り休憩した後、宿泊したザ・ランガム香港にて優雅に?アフタヌーンティー。飲茶ランチの2時間半後だったりします。色々載っていましたが、薔薇のジャムをつけたスコーンが特に美味しかったです。

香港、カップラーメン

 ビクトリアーピークで香港の夜景を堪能した後、ホテルミニバーのカップラーメンを食べました。夕方にアフタヌーンティーを取ったのでいいかと思ったのですが、小腹が空いてきたので、市価より高いと知りつつ手が伸びてしまいました。

4日目

 遂に香港を離れ日本に帰る日。3泊お世話になったランガム香港を離れ空港に向かいました。

 空港に着いてチェックインし荷物を預けたら、逆戻りするかのように到着階に降り、入国した時に真っ先に寄った「許留山」で名残の香港デザート。他の物を食べても良かったのですが、同じくマンゴとココナッツのジュースを注文しました。

 そして出国審査を受け制限エリアに入りました。この食い倒れ旅の結びがキャセイパシフィック航空のビジネスクラスラウンジ。キャセイ香港空港ラウンジは飲食物が非常に充実している事で、航空ファンの間でも良く知られています。

キャセイパシフィック航空ラウンジ、ヌードル

 キャセイラウンジ名物・ヌードルバーの雲呑麺。他にビュッフェ形式のホットミールやバーコーナーもあります。

CXラウンジ、中国菓子・砵仔糕(プッチャイコー)

 中国の伝統菓子、砵仔糕(プッチャイコー)も。ういろ、羊羹のような食感でした。

キャセイパシフィック航空ラウンジ、コーヒーとエッグタルト

 そして、エッグタルトとエスプレッソ。

 ま…“香港で食べる事にこだわる”と、一見かっこ良く言ってみても、ご覧のように美食には程遠く、ランタンフェスティバルの代償行為に食い倒れになる直前まで食べまくるといった感じでした(笑)でも飲茶、スイーツとかB級グルメ的というか人々が気軽に手を伸ばせるローカルフードの魅力を存分に味わった旅でした。でも、正直、まだ食べたりない気が…、なんて事を香港の街角で見た数々の店先を思い浮かべながら思っています。

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