2013/10/29

エミレーツ航空ビジネスクラス、ドバイ‐東京搭乗記

 深夜2時過ぎ、やっとエミレーツ航空の東京・成田行きの搭乗が始まりました。エミレーツが誇るドバイ空港第3ターミナル、A380向けとして建設されたコンコースAからの搭乗で、ラウンジから搭乗橋直付けで機内へかと思いました。しかし、エレベーターを降りると、通常の搭乗橋と合流となっていました。これがA380だったら直接、アッパーデッキのビジネスクラスキャビンへ行けたのでしょうが…。

 機材はB777-300ER。80機以上保有し、なおもオーダーしているエミレーツの主力機です。

エミレーツ、B777-300ER

(エミレーツ航空、B777-300ER。※往路の成田空港で撮影)

エミレーツ航空、ビジネスクラスシート

 エミレーツ・B777-300ERのビジネスクラスは横2-3-2の7列でライフラットシート…、完全に水平まで倒れない滑り台シートです。最新の長距離線ビジネスクラスの潮流を見れば、今や一世代前と言えるスペックで、A380から機材変更を知った時、余計にがっかりしたものでした。

 シート後部はシェルというカバーで覆われています。隣席とは肘掛、テーブル収納、ドリンクホルダー、小物入れなどの機能が一体になった仕切りで区切られ、仕切り板を上げれば、隣席の人の顔が見えなくなるなど、プライバシー性は高く思いました。更に私の選んだ壁前…いわゆるバルクヘッド席の窓側・8Aは、通常ならパーソナルモニターが前席のシェル背面に埋め込まれている所、写真のように肘掛の仕切りを延長して、その上に設置されていました。そのため他の席に比べ、ちょっとした個室感があったように思います。なので一世代前とイメージしていたシートでも感触は上々。窓枠に大理石調の装飾が施されているのが高級感を醸し出ています。壁前でシート間隔が広いのはいいですが、機内誌など各種冊子が壁のポケットに収納されていて、手に取ったり戻したりする為には、シートから立ち上がり一歩前に出なければいけないのがやっかいでした。

エミレーツ航空ビジネスクラス、ウェルカムドリンク

 離陸までのひと時、ウェルカムドリンクが配られました。シャンパンとオレンジジュースがあり後者を選択。

 エコノミークラスも含め、ほぼ搭乗は終わったようで、客室を見回してみると、ビジネスクラスは大体6、7割程度の搭乗率。開設されて間もない羽田線の影響もあるのか、さほどではありません。隣の8Bに座っていた人が、通路を隔てた8Dに移動してくれたお陰で、更に快適な旅が楽しめそう。

 そしてほぼ定刻に離陸。眠りに着く暗い街並みの中、道路のライトだけがくっきりと浮かび、あちこちに伸びていました。砂漠に出現した近代的都市ドバイを象徴するような夜景に映り、旅の名残にボーっと眺め続けました。

エミレーツ航空、ビジネスクラスシート2

 ベルトサインが消えると、キャビンアテンダントさんがマットレスを配ってくれました。

 そして機内食の時間になりました。まず最初にドリンクと温められたナッツ類が配られました。深夜の出発で、区分としては軽食。デザートを含め5種からの選択となります。私が選んだのは…

エミレーツ航空ビジネスクラス、機内食(軽食)

 「タイ風海老の串焼き、四川風焼きそばにコリアンダーの醤油添え」です。驚いたのが、出てきたのが本当にこれだけだで拍子抜け。普通はパンやサラダなどもう少し何かが添えてあるのですが…。でも、よく考えれば、ビジネスクラスの乗客の多くは、搭乗前にラウンジである程度の飲食を済ましている筈。そして深夜の出発でしっかりとした食事よりも、就寝を重視したい人が多いと思われます。なので、合理的ではあると思います。肝心のお味の方は、アジア風のスパイシーな味付けが美味しかったです。

エミレーツ航空ビジネスクラス、機内食デザート

 でもやっぱり物足りないので、エスプレッソと一緒に、デザートのチョコレートチーズケーキも頂きました。

 食べ終わってお皿を下げて貰った後は、直にフルリクライニング状態にし就寝に入りました。いかに機内食がフライトの楽しみとは言え、昼間の疲れもあり、眠い思いをしながら味わってました。当然、毛布を被った後は、あっさり眠りに落ちてしまいました。

 多分3、4時間位して目を覚ましました。たかが3時間ですが、枕が変わると寝られないタイプの自分としては、数少ないビジネスクラスの搭乗経験も含め、これまでのフライトの中では一番の熟睡感で驚きました。それだけ疲れていたのでしょうが、マットレスの効果もあったのかもしれません。

エミレーツ航空ビジネスクラス、窓。

 窓を開けてみると、もうすっかり朝の明るさでした。そう言えば寝る前は下りてなかったブラインドが下りている事に気付きました。いつの間にと不思議に思いましたが、CAさんが一括で自動制御できるのでしょう。窓枠の下に、B787みたいなボタンがあるのに気付き押してみると、光の入射加減やブラインドの昇降が出来るみたいです。

エミレーツ航空ビジネスクラス・コントローラー

 手元のコントローラーで遊んでみます。シートのリクライニングの調整、マッサージ、機内エンターテイメント、仕切りの昇降など各種調整ができます。マッサージ機能はマッサージチェアには当然ながら敵いませんが、強弱の調整やマッサージモードが選べ、かつて搭乗したJALのビジネスクラスシートの同機能よりも高性能で、ちょっとした気分転換になりました。

エミレーツ航空ビジネスクラス、パーソナルモニター

 機内エンターテイメント機能も使ってみました。多種多様な言語の映画を揃えてますが、日本語の映画は十数本と少なめで、運の悪い事に興味をそそる物が無かったのが残念…。それでも1本選んで見てみました。

 映画を見ている時、2回目の機内食の時間になりました。東京着が夕方ですが区分は朝食で、和食を含め4種からのチョイス。メニューを見ながら迷っていると、CAさんが和食を勧めてくれたのですが、後で売り切れになったとお詫びに来ました。その代わりと、2つ選んでいいと言ってくれました。自分にとっては色々食べられるこちらの方がラッキー(笑) 有り難くご厚意に甘える事にしました。

エミレーツ航空ビジネスクラス、機内食(朝食)1

 まずはフルーツ、ヨーグルトとペストリー。ドバイ旅行中も感じたのですが、フルーツの瑞々しさは疲れた体を癒すように染み渡っていく心地で、とても美味しく感じました。

エミレーツ航空ビジネスクラス、機内食(朝食)2

 チョイスその1、チーズの盛り合わせ、スモークチキン、野菜。

エミレーツ航空ビジネスクラス、機内食(朝食)3

 チョイスその2、オムレツ。大抵のものを美味しく頂く私ですが、このオムレツはいま一つでした。往路のルワンダ航空でもエコノミークラスという違いはあるもののオムレツで、いま一つでした。卵料理は調理したものを再加熱して提供というのは難しいのかもと思いました。

エミレーツ航空、機内からの眺め

 映画を終え、少しウトウトし気がつくと、緑豊かな山間の所々に集落が点在する風景を見下ろしていました。ああ、日本に帰ってきたんだなあと感慨を覚える眺めです。

にほんブログ村 旅行ブログ 飛行機旅行・空の旅へ
※「エアライン搭乗記」に関連する記事(日付は掲載日)
ピーチアビエーション、関西‐那覇搭乗記(2)(2013.3/14)
B787、JALボストン‐東京・成田線ビジネスクラス搭乗記(1)(2012.9/9)
ブリティッシュエアウェイズ(BA)504便、ロンドン・ヒースロー→リスボン(2009,9/12)

コメント

非公開コメント

solano

列車や飛行機で遠くどこかへ…、カメラ片手に駅や街を気の向くままに、ぶらぶら旅。
下記サイトも運営しています。
駅と駅舎の旅写真館
Solanoの鉄旅駅旅ブログ
my旅BOX-鉄道旅行と旅