ルワンダ、ゴリラトレッキング(その2)

 抑止時間も含め約4時間、ゴリラトレッキング一行はヴォルカン国立公園のマウンテンゴリラ棲息地を目指しました。そして、ある地点で荷物と杖を置きポーターに託し、撮影機材のみを手に、更に深い木々を掻き分けるように上り始めました。遂にゴリラへのファイナルアプローチです。

 列は進み始めたと思ったら、すぐに止まってしまいました。私は何で動かないのか訝しく思い、何があったのか確かめようと、止まった列に逆らうように前の方に進んでみまました。すると、少しだけ開けた場所を見てみると…

ルワンダ、ゴリラとのファーストコンタクト


 目の前にマウンテンゴリラが居るのが目に入ってきました!一同は時折、あのゴリラとのコミュニケーション言語「ン゛ン゛ン゛~」を挨拶するように唸りながら、カメラやビデオを構えています。

シルバーバックと子ゴリラ。

 背中に白い毛が混じるマウンテンゴリラの雄の成獣…、いわゆるシルバーバックと、その横に子ゴリラがいました。雄のシルバーバックは群に基本的に1頭で、群の中心となります。

眠るゴリラ。

 少し上の斜面ではゴロゴロと昼寝をしているゴリラが。

ルワンダ、ゴリラトレッキング、ゴリラの赤ちゃん

 そして竹の上にはぬいぐるみのような小さなゴリラの赤ちゃんが母親と共にいました。可愛い~!!降りてこないかな。母親が昼寝をしていて退屈なのか、ゴソゴソ動き回っていました。

 シルバーバッグを中心に、すぐ側に子ゴリラ、奥の竹の上に母子、少し上の斜面に昼寝中のゴリラ、そして私とシルバーバックの間にも昼寝をしているゴリラと、私達の眼前7,8平方メートル程度の所に6匹のマウンテンゴリラがいます。休息時間のようで、みんなのんびりだらだらとしています。

ルワンダ、寝そべるゴリラ

 シルバーバックと私の間…、今最も私の近くにいるゴリラ。その距離、3mもありません。ゴリラはうとうとしながら薄目で私をチラリと見ました。

ルワンダ、寝そべるゴリラ(2)

『ZZZZ..zz...Z..』

ルワンダのゴリラ、薄目でトレッカーをチラ見。

『..Z...ん、お前誰だょ…?』

寝そべるゴリラ(3)

『なんか気になるよなぁ、もう…zzz』

寝転がりながら見るゴリラ。

少し上で寝ていたゴリラがいつの間にか目を覚ましたようです。
『いい気持ちで寝てたのにさぁ…』

ルワンダ、目覚めて起き上がったゴリラ。

完全に目が覚めて起き上がりました。
『(ムシャクシャ…×××!)』
なんか表情が険しいような…。

ルワンダ、トレッカーを威嚇するゴリラ

『ウガァーっ!!』
一瞬にして参加者は驚いてたじろいた空気に支配されましたが、ガイドさんに大丈夫となだめられるとみんな落ち着きを取り戻してました。

ルワンダ、威嚇したゴリラ

『まあ、いっか…』
参加者は皆口々に「ン゛ン゛ン゛~」「ン゛ン゛~」」「ン゛ン゛~」「「ン゛ン゛ン゛ン゛~」と言ってゴリラをなだめようとします。私たちは敵じゃないよと…。
ゴリラは座るとじっとし、落ちついてくれたと思いましたが、

ルワンダのゴリラ、トレッカーを再び威嚇

『おらぁあああ!』
「ン゛ン゛ン゛~!」「ン゛ン゛ン゛~!」「ン゛ン゛~」「ン゛ン゛ン゛ン゛~」「ン゛ン゛~!」「ン゛ン゛ン゛ン゛~」「ン゛ン゛ン゛~」「ン゛ン゛~!」

トレッカーを威嚇したゴリラ

『ふう…、お前らしょうがないな…』
すぐに鎮まってくれ、その後は威嚇される事はありませんでした。私たちが敵かどうか試していたのかもしれません。でもくつろいでいる所に踏み入ってしまった訳なので、機嫌を損ねてしまうのも無理はありません。ゴリラさん、少しの間だけ許してくださいね。

 山林の奥の方からビシバシと枝を踏み倒すような音が聞こえてきました。何事かと音の方に振り向くと、木々の奥からうごめく黒いものが見えてきました。別のゴリラがこの群に帰ってきたようです。

山奥から現われたゴリラ

 私達を威嚇してきたあのゴリラが、そのゴリラに近寄っていきました。

ルワンダ、ゴリラ2頭

『俺らも行こっか』
『うん』
それに触発されたかのように、中心にいたシルバーバックと、先程私の近くで寝転がっていたゴリラも立ち上がり後に続いて山林の中に入っていきました。

ルワンダ、赤ちゃんゴリラ

 そして、あの母ゴリラも竹の上から降りてきて、私達の目の前を横切り後に続きました。赤ちゃんゴリラは母の背中にしがみついていました。本当にちっちゃい!だっこしたい!

 ガイドが捕食の時間だと教えてくれ、私達もゴリラの後に続き山林の中に入っていきました。

ルワンダ、草木を食べるシルバーバック

『ウマイウマイ…』

食事中のシルバーバッグ。そこらへんにある草を拾ったり毟ったりしながら、ひたすら食べています。ゴリラはその風体に似ず、草食動物です。

ルワンダ、トレッカーの後ろを歩く子ゴリラ

「ああ!後ろ、後ろ!」
子ゴリラが参加者の真後ろを歩いています。まるで私もゴリラトレッキングに参加していますと言わんばかりの風情が面白いです。そのためか後ろを歩かれたご当人は気付かずじまい。3、40秒程度の出来事でしたが、子ゴリラは好奇心旺盛というか物怖じしないみたいですね。

ルワンダ、竹の上に登っているゴリラ

頭上でザクザク音がし見上げてみると、竹の上に登って、笹を食べているゴリラもいました。しばらくして降りてきて、どこかに行ってしまいました。

 ゴリラ達が木々を掻き分け更に山深くに進み、私達から遠ざかりつつあるなと思った頃に、規定の1時間となり見学は終了。ゴリラの余韻をかみ締めつつ、元来た道を下山しました。

ルワンダゴリラトレッキング、沿道の子供達

 そして、山林を抜け畑に出ると、農家が点在する集落に出ました。行きと同じように、時折、子供達が興味津々近寄ってきては見送ってくれました。子供の可愛らしさと、ゴリラに会えた嬉しさが入り混じり、子供に「muraho!(こんにちは!)」と挨拶する私達ゴリラトレッキング参加者の声は、より晴れがましさと喜びがこもったものになっていたました。

(※前編はこちらへ⇒【ルワンダ、ゴリラトレッキング(その1)~早朝、出発とトレッキング中の風景etc...ゴリラに会うまでの道のり~)

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カテゴリー: 旅(鉄道系以外) | コメント(0) | トラックバック(0) │2013/09/10(火)03:10
関連タグ: ルワンダ旅行, ゴリラトレッキング, ヴォルカン国立公園, マウンテンゴリラ,
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