JAL401便・成田‐ロンドン、ビジネスクラス

【名古屋→リスボン、フライトルポ(3)】

 いよいよ搭乗開始の11時30分となりました。ファーストクラス、ビジネスクラス、JGC、JALマイレージバンク上級会員の乗客などは優先搭乗で、大勢の人々を尻目に悠々と機内に向かいます。

 機材は今やJAL長距離線のフラッグシップ機と言えるB777-300ER型で、F9席、C63席、PY44席、Y156席です。配置を見ると、Yは翼の後方の4割程のスペースしかなく上級クラス多めの配席です。指定された12K席に座りました。やはり普段使っているエコノミークラスとは段違いの快適さです。幅もピッチもゆったりしています。

JALのビジネスクラス、エグゼクティブクラス「SEASONS」のシェルフラットシート。
(写真はJL054便B777-200ERのものですが、同型のシートが装備されています。)


 JALのビジネスクラスはJALエグゼクティブクラス・SEASONSというブランド名が付けられています。欧米線など長距離線の多くには「JAL SHELL FLAT SEAT(シェルフラットシート)」というシートが設置されています。シェル(貝)と呼ばれる仕切りで前後の席が区切られていて、前の席の人がリクライニングさせても気になりません。更に就寝時にはライフラットと言って、多少傾いては居ますが、シートがベッド状にほぼフラットになり足を完全に伸ばして眠れます。就寝の時が楽しみです。

 この日のビジネスクラスは満席だった様子。ビジネスマンが多いのかと想像していたら、小中学生以下の子供が意外と目立ちました。現地駐在の日本人家族が夏休みを日本で過ごして、新学期を前に帰る時期だったのでしょうか?離陸前、欧米人の男性アテンダントが搭乗客に挨拶に回っていて、「このエリアを担当させていただく○○○と申します。」と私の所にもやってきました。流暢な日本語で物腰の柔らかい方でした。名前から察するにロンドンベースのイギリスの方でしょうか?キャビンの様子を見ていると、他のアテンダントもそれぞれの担当エリアを回っていて、どうやら63席のCクラスを4つのエリアに区切って担当を決めているようです。

 そして離陸時間となり、定刻にロンドンに向けて離陸しました。

 機内の最大の楽しみはやっぱり機内食です。離陸してから一時間弱でサービスが始まり、まずテーブルにクロスが敷かれ、ドリンクと食事のメニューが配られました。ドリンクはワイン6種、その他、アペリティフ5種、ウイスキー4種、ソフトドリンクなど、計34種類のアイテムをそろえています。アルコールを飲みたい所ですが、飛行中は酔いが回り易いといい、私はアルコールに弱い方なので、ペリエにしておきました。機内食は和食、洋食メイン2種からのチョイスになっていて、洋食の牛肉を選びました。
JALビジネスクラス ドリンクと機内食メニュー

 程なくしてアミューズ2種、海鮮のマリネと明太子入りのポテトサラダが配られました。アミューズは和食と共通でした。ドリンクのグラスはガラス、カラトリーは金属製で食器は陶器とガラス、ナプキンは布製。さすがビジネスクラスです。
JALビジネスクラス機内食、アミューズ

 前菜まで間が空きライスクラッカー、つまりは袋入りのあられが配られました。最初のドリンクと一緒に出てくるもののような気がするのですが、前菜の準備に手間取り、つなぎで出てきたのでしょうか?まあ、細かい事はいいとして、そのうち前菜が出てきました。メハチマグロのマリネと茄子のテリーヌ・バルサミコソース添え、プロシュートハムにフレッシュなイチジクを添えて、フレッシュサラダ・オニオンドレッシング添えの3種です。ご飯とパンがチョイスでき、機内の炊き立てのご飯も捨て難かったのですが、パンにしました。パンが温かくなかったのが少々残念。
JALビジネスクラス機内食、前菜とパン

 メインディッシュは国産牛のフィレステーキ・オリーブとサンドライトマトのソース添えです。美味しかったです。
JALビジネスクラス機内食、メインディッシュのステーキ

 そしてデザートで、コーヒーと黒糖のムース・バニラアイスクリーム添え。ドリンクはコーヒーをチョイス。デザートは別腹な私にとっては、もうちょっとボリュームが欲しかった気もします。しかし、ほぼじっとしている機内では、一般的には適正な量なのかもしれません。
JALビジネスクラス機内食、デザートとコーヒー

 最近、インターネットの掲示板を見ていると、多くのエアラインで経費削減のためか機内食の質が落ちたという声がよく聞こえてきます。でも私にとっては初めてのビジネスクラスの機内食という事もあり、満足できる内容で、特にメインディッシュのステーキはとても美味しかったと思います。2回目の機内食は好きな時にオーダーでき、またリフレッシュメントも和洋のアラカルトメニューを取り揃えていて、こちらも好きな時にオーダーできます。

 それを楽しみに、一眠りする事にしました。席をライフラット状態にするのですが、手元のコントローラーで背もたれ、レッグレストを細かく電動で調整できます。全倒しのライフラットのボタンを押すとゆっくりとシートが倒れながらすぐにベッド状態になりました。布団は静電気が発生しまくるYの毛布と違い、ちゃんとした布団がついています。さあ、睡眠と意気込んだものの、ライフラットという事でずり落ち感が多少気になったのと、隣席との間の仕切りがもう少し大きい方がよかったかも・・・。残念ながら、まだそれ程疲れていなかったのであまりよく眠れませんでした。もちろんエコノミーの寝苦しさと違って快適だったのですが。シート幅は約50cmで、20系寝台車のB寝台の幅とほぼ同じです。ライフラットとは言え、そのベッドが飛行機で得られている訳なので、よく考えると凄い事です。

 で、2時間近く寝ていたのですが、よく寝付けなく起きて映画を見る事にしました。パーソナルモニター付きで、好きな時に、好きなプログラムを見られるオンデマンド方式で、新旧様々なラインナップの中から「余命一ヶ月の花嫁」を選びました。映画を見ていると、アテンダントさんが周りの席のモニターの調子が悪いので、一回全席のものをリセットするので15分ほど中断しますと声を掛けられました。リセットが終わると「お待たせいたしました。終わりました。」ちゃんと声を掛けてくれました。ついでにアイスクリームを頼むと、数分で持ってきてくれ、アイスクリームを食べながら映画の続きを見ました。

 映画を見終り、メニューを手にとって見ました。[アルポルト片岡のビーフシチュー」「鮭茶漬け」「ミネストローネスープ」など9種類のアラカルトメニューを揃えていて、できれば何種類も試してみたかったですが、恥ずかしいのでそれはやめようと思い選んでいると、アテンダントさんに「何かお持ちちましょうか」と声を掛けられました。様子を見て声を掛けてくる所はさすが上級クラスのサービスです。サンドイッチを頼むと、10分位してから皿に載った3切のサンドイッチが運ばれてきました。

>JALビジネスクラス、リフレッシュメントのサンドイッチ

 隣の人が起きたのを見計らって、気分転換に機内探索に出かけます。探索と言ってもトイレに行くのとギャレーにものをもらいに行く程度ですが。ギャレーはセルフサービスコーナーになっていて、ドリンク、おつまみ、お菓子、アメニティグッズ、新聞などが置かれていて自由に取る事ができます。壁に手書き調のフライトマップが貼ってあり、当日の機長、主要地点の通過時間、B777-300の性能などが書かれていました。

JALビジネスクラス、ギャレーのセルフサービスコーナー

 セルフサービスコーナーは1年半前に乗ったパリ-中部便のYクラスにもあったのですが、そちらのお菓子はスーパーやコンビニで売ってそうな商品をバラしたものだったのですが、Cクラスのものは、高級そうなものも置かれていました。特にJALのロゴが入ったチョコレートには魅かれました。
セルフサービスコーナーのお菓子

 やっと3分の2程を飛び、ロンドンまでようやく4時間を切りました。シベリアを横断し海の上を飛行しています。フライトマップによると白海上空で、スカンジナビア半島に差し掛かろうかとしています。エンジン横で、B777-300のパワフルなエンジン音が少々うるさいです。
B777-300、エンジンと翼

 到着を前に、周辺の人々もゴソゴソと起き出し、2回目の機内食のオーダーをする人が多くなってきました。私も洋定食を頼みました。内容は温野菜のサラダ、チーズ、くるみパンとブルーベリーのデニッシュ、スペルト小麦とマッシュルームのリゾット、フレッシュフルーツ。ドリンクはハーブティーを頼み、美味しかったので、食後にもう一杯もらいました。

JALビジネスクラス機内食、到着前の洋定食

 そして定刻に無事ロンドン・ヒースロー空港に着陸。12時間に及ぶフライトでさすがに疲れましたが、それでもYクラスに比べたら随分と楽でした。ビジネスクラスという事でミール類やシートはもちろん、オーダーしたものを待たせず持ってきてくれるのなどサービスが良かったのがさすがです。特に担当してくれた欧米の男性が感じがよくとても印象に残りました。外国のエアラインにも乗った事あるのですが、アテンダントさんの雰囲気とか仕事振りとかが日系キャリアとは別物で、お国柄というか価値観や思考の違いを感じました。外国人の彼らが日本人向けにサービスを合わせ実践するのは、さぞ大変なんだろうなと思いました。

 ロンドンでの待ち時間も含め、リスボン到着までまであと6時間以上もあります。やっぱりヨーロッパ西の端だけあって遠いです…

【続きはこちらへ⇒「ブリティッシュエアウェイズ(BA)504便、ロンドン・ヒースロー→リスボン」】

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※「エアライン搭乗記」に関連する記事(日付は掲載日)

ピーチアビエーション、関西‐那覇搭乗記(2)(2013.3/14)

B787、JAL007便・ボストン‐東京・成田線ビジネスクラス搭乗記(1)(2012.9/9)

JAL修行始動!~JALグローバルクラブ(JGC)への道~(2011,10.25)

カテゴリー: エアライン・空の旅 | コメント(0) | トラックバック(0) │2009/09/11(金)00:35
関連タグ: JAL, ビジネスクラス, 機内食, フライトアテンダント,
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