ヨーロッパの駅で見たいろいろなモノ(1)

 ヨーロッパの列車レポートを綴るのも飽きてきたので、このあたりでヨーロッパの駅ネタを…

シャルル・ド・ゴール駅

 駅旅の始まりはシャルル・ド・ゴール空港駅から。TGVをエールフランス便として利用するので、隅にあるエールフランスの小さな仮設カウンターで、チケットを引き換えました。


リニューアルされたアントワープ中央駅の構内

 大掛かりなリニューアルが進んでいるアントワープ中央駅。私が前回訪れた2000年、既に工事は始まっていたのですが、まさか構内がこんな姿になっているなんてびっくり。旧来のドーム状高架ホームから地下2階まで、4階分、吹き抜けが突き抜けているという感じです。1階はショッピングモールになっていて、カフェなどの他、アントワープらしくダイヤモンド店も。その下が、行き止まりのホームになっています。最下層が貫通式のホームになっています。旧来、行き止まりホームしかなかったのですが、このホームのお陰で、タリスやオランダへのIC(インターシティ)などが、中央駅に乗り入れられるようになりました。
 外観は改修中で、大部分が鉄骨の足場やネットで覆われ、寺院のような壮麗な外観は拝む事はできませんでした。アントワープ中央駅の駅舎は国の重要文化財に指定されていて、リニューアルされた構内なども見ると、歴史ある古い建物を大切にしつつ、現代で使い続けるのは大変なのだなと感じさせられました。


ミュンヘン中央駅で見た朝焼け

 ミュンヘン中央駅で見た朝焼け。CNL(シティナイトライン)で到着した時は、まだ暗かったのですが、ようやく夜が明けました。ミュンヘン最大の駅らしく、薄暗くても、列車が到着する度に、広い駅は大勢の人でごった返し、一日の始まりを感じました。

テーマ:ヨーロッパ旅行記│ジャンル:旅行
駅訪問フォト日記 | コメント(0) | トラックバック(0)2008/02/25(月)14:20

ヨーロッパ旅行、カメラ・写真ネタ

 カメラ好きの私は、もちろん今回のヨーロッパ旅行にもカメラは欠かせません。同僚には「写真を撮りに行ったの?」と聞かれる位で…。まあ、近からず遠からずなんですけど(笑)

 もちろん持って行ったカメラは現在の我が愛機、ペンタックスのK10Dです。レンズは何本か持っているのですが、今回は「DA★16-50mmF2.8ED AL[IF]SDM」と、「フォクトレンダー APO-LANTHAR 90mm F3.5 SL」の2本に絞り、殆ど前者を使用しました。もうちょい、広角側と望遠側が欲しいなという場面はありましたが、DA★16-50の焦点域で、ほぼ私の撮影シーンをカバーしていますので、街歩きや観光の際の荷物の軽量化を重視し、あえてレンズの数を減らしました。

 で、今回の撮影では、K10DとDA★16-50の防塵防滴コンビに本当に助けられたなと痛感しました。日程の中後半の、フィレンツェ、ローマ、パリでは雨に降らる場面も多かったのですが、雨を気にしてK10Dをカメラバッグにしまう事無く、雨をものともせず、街歩きと撮影を楽しむ事ができました。これが今までなら、一瞬、自分とカメラを雨に晒し、急ぐように撮影するとすぐに軒下に逃れ、カメラやレンズを拭き、カメラバッグにしまうなど、雨に気を取られながらの撮影でした。カメラ用のレインカバーも販売されているのですが、着脱がめんどくさく、カメラの操作性も大きく落ちるため億劫で、持っていても使う事はほとんどありませんでした。K10DとDA★16-50は散々濡らしましたが、もちろん壊れる事無く、しっかりと動きます。両者の購入にあたり、防滴防塵は大きな動機となっていたのですが、その恩恵を最大限に享受しました。
 
 あと、場面によってISO感度を自由自在に変えられるデジタルカメラはやはり便利と実感しました。聖堂の外観をISO100で撮影していて、次に暗い聖堂の内部をISO800で撮影できるのですから…。三脚無しで、柔軟に、フットワークを良く撮影できるメリットは大きいです。確かに、高感度域になると、ノイズも多くなるのですが、等倍でしつこく細部を鑑賞しない限り、見られる写真が撮れるます。私はフィルムスキャナーでリバーサルフィルムをスキャニングする事もあり、フィルムの粒状感に慣れていて、デジタル時の高感度域のノイズを見ても、こんなもんだろうなと納得できます。むしろ、フィルムを使っていた私には、無理してノイズを潰して塗り絵っぽくなったり立体感が失われた画像より、ノイズとディティールを残してくれた画像の方が好ましく思います。あとはRAW現像時に自分で調整するので…。
 自分の感覚でですが、K10Dの感度域毎の画質について、大まかにどう思っているかと言うと…。場面毎に違ってくるので一概には言えませんが。
 ・ISO100〜250=完全常用域。
 ・ISO320〜500=準常用域。まあ、使ってもいいかなと…
 ・ISO640〜1000=撮影条件が厳しい時は、この感度域でしっかり撮りたい。三脚を持ち歩くよりは…
 ・ISO1250〜=できるだけ使いたくない。非常用。
高感度域の画質については、今後のペンタックスに期待!

雨が降るローマの夜をK10D+DA★16-50で撮影
(雨に濡れる夜のローマ。PENTAX K10D+DA★16-50F2.8SDM;34mm、F6.3、1/13秒、ISO640)

 ヴェネツィア、ローマ、フィレンツェ、パリと言った有名観光地では、世界中からカメラを持った人がわんさかと押し寄せます。カメラ好きとしては、そんな他人様がどんなカメラを持っているか気になる訳で。そこで、ざっと見て、どこのカメラのシェアが高かったかの、主にデジタル一眼レフカメラを中心とした調査結果を(笑)。やはりニコン、キヤノンが圧倒的に多く、実に9割近くを占め、ややニコンの方が多かった感じ。D80〜D40の低価格、エントリー層向け機種が絶好調で、D200、D300という人気の中・上級者向け機種を抱え、昨年、シェアトップだっただけの事はあり、特に前者のクラスの機種を持っている人を多く見かけました。
 その次が我がペンタックス、オリンパス・フォーサーズとでした。そしてソニー・コニカミノルタのαは僅か数人。もちろん、すれ違ったけど私が気づかなかったという場面は多々あったのでしょうが。でも、ヨーロッパ人に記念撮影を頼まれた時、手渡された機種がα100だったりします。超少数派で印象に残ったのは、コンタックスGとキヤノンのフィルムカメラを首からぶら下げたおじさん。あと、中学生ぐらいの現地の少年が、ペンタックスの古いカメラを持っているのを見ました。この少年は父親から譲り受けたのでしょうか?カメラって受け継がれるような息の長い道具だったんだなと妙な感慨に耽りました。
 K10Dを持っている人も見かけました。印象的だったのがトレビの泉で、向こうから来たおじさんが持っているのがK10D。そして、付いているのが金色のラインが入っているレンズ…、そうDA★16-50で、カメラもレンズも私と同じ組み合わせ。ペンタックスユーザーを見掛けても、DA★16-50を持っている人はいませんでした。おじさんも私のカメラとレンズに気づき、すれ違いざまにニッコリ。言葉は通じなく一瞬ですけど、カメラを通じた国際交流をした気分になり、また、国は違うけどペンタックユーザーここにありという仲間意識を感じ、うれしくなりました。

テーマ:★カメラ&レンズ・機材│ジャンル:写真
カメラ・写真 | コメント(0) | トラックバック(0)2008/02/17(日)01:36

ユーロシティ(EC)でイタリアへ〜ヨーロッパ鉄道旅行ダイジェスト(2)

 これからEC(ユーロシティ/ヨーロッパの国際特急)で約8時間かけてヴェネツィアへ向かいます。短い旅行期間の貴重な一日をずっと列車に乗って過ごすのはもったいない気もしますが、夜行ばっかりでは車窓は楽しめないですし、TGV、ICE、CISなど高速列車網が発展しているヨーロッパで、昔の雰囲気を残した客車による国際特急に乗ってみたかったという理由もあります。ま、鉄道好きなので、列車にのんびりと乗るのも大きな楽しみの一つなのですが。

 EC85は全車トレニタリア(イタリア国鉄の列車運行を引き継いだ民営会社)の客車による編成でした。ECだからと言って、特別な車両が充当されている訳ではなく、薄汚れくたびれた感じの車両が連なっていて、窓も汚れが目立ちました。私の乗った車両は1等のコンパートメント車両で、1室の定員は6名です。少々くたびれた感じとは言え、ゆったりとしていて、足を伸ばさなければ、前の人の足がぶつかって困るという事もなさそうです。コンセントが付いていたのが意外で、ビジネスマンのPC利用を考慮したものでしょうか。ヴェローナで下車するまで、約6時間、この車内で過ごします。

EC85、1等車コンパートメント

 ミュンヘン中央駅出発時点では一人だったのですが、次に停車したミュンヘン東駅で、4〜50代の男性4人が乗車しました。これから同じ室内で旅をする人々、旅は道連れ…、「Hello!」と軽く挨拶を交わしました。とは言え、知らない人4人との同室は少々息苦しく、コンパートメントが一気に狭くなった感覚を覚えます。その男性達は書類やPCを広げ、何か仕事の話をしています。私は移り変わる車窓を眺めます。
 
 列車はいつの間にかオーストリアに入っていました。国境越えとは言っても、 オーストリアとドイツはシェンゲン協定施行国なので、パスポートのチェックなどと言った、出入国審査は無く、国境を越えた時を実感する事は無かったです。ただ、オーストリア国鉄の車両が多く目に付くようになり、ああオーストリアに入ったんだなあと実感しました。そして雪を頂いたチロルの山々が車窓に連続し、列車はチロル州の州都インスブルッグに停車します。同室の人々はここで下車し。コンパートメントは再び私一人になります。

 今回、ECで目的にし、楽しみにしていたものの一つはコレ!

ローマ行きユーロシティ(EC/国際特急)の食堂車の料理

 日本ではもう特殊となってしまった食堂車です。ヨーロッパでは食堂車が健在で、特にイタリアでは、ユーロシティや、高速列車ES★(エウロスター)、インターシティ(特急列車)に食堂車が連結されている列車がまだ多くあります。パン、プリモ・ピアット、セコンド・ピアット、ドルチェと続く軽いイタリアンのコースで、値段は確か20ユーロ程度。食後にはエスプレッソを追加。味はまあまあ。でもレールファンの私には、揺れる車内で車窓を眺めながらの食事は格別です。

 列車は既にイタリアに入り、停車する各駅では、これまでと違って多くの人が乗り込んだ様子。一時間ちょっとで食事を済ませ、自分の部屋に戻ると2人の乗客がいました。ぶどう畑の中を走り抜け、15:00過ぎにヴェローナーに到着。
 ヴェローナ駅に到着したEC85ミケランジェロ


 ヴェローナで機関車交換、進行方向が変わります。新たに機関車が連結されたEC85の横を、ブレンナー峠からこの駅まで牽引してきた機関車が通り過ぎます。解結された機関車の運転士が、窓から首を出し、ホームにいる同僚に何かを話しかけています。日本では考えられませんが、良くも悪くもイタリアらしいざっくばらんな光景です。私はここで下車しますが、EC85はローマまでの旅がまだ続きます。ローマ到着は夜の8時過ぎ。まだまだですね。

 TGVなど新しい車両はともかく、ヨーロッパでは、コンパートメントの座席車が多く、それが日本人の私には、知らない人と同室なんて嫌じゃないのかと思い理解できなかったのですが、今回、コンパートメントの座席を長時間利用して悪くはないかもと思いました。オープンタイプなら、他の人の動きがあり、時にざわついたりするのですが、コンパートメントだと、部屋の外の人の動きがあまり気にならず静粛が保たれやすいと感じたからです。まあ、今回は、1等で室内がゆったりし客層も良かったとか、同室の人が変な人じゃなかったとか、満員にならなかったなど、運が良かったというのもあると思います。コンパートメントは、グループでは一部屋を占有すればプライベートな空間となる利点もあります。

ヴェローナ駅に停車するユーロシティ(EC)チザルピーノ


 ヴェローナ駅でヴェネツィア行きECチザルピーノに乗換えます。チザルピーノはチザルピーノ社による、スイスとイタリアを結ぶ特急列車で、この列車ははるばるチューリヒからアルプスを越えやってきました。先ほどのECと違いオープンタイプの客室で、正直、こちらの方がほっとします。内装はきれいに改装されたものが使われています。
 ヴェネッイア・メストレ駅を出ると海を渡る長い橋を渡り、ヴェネツィア本島側の駅、サンタルチア駅に到着。約8年ぶりのヴェネツィアです。駅舎を抜けると、目の前には中世の情緒を存分に残す街並みと、大運河が出迎えてくれました。

ヴェネツィア・サンタルチア駅・駅前

テーマ:ヨーロッパ旅行記│ジャンル:旅行
鉄道旅行 | コメント(0) | トラックバック(0)2008/02/15(金)03:39

ヨーロッパ鉄道旅行ダイジェスト(1)

 10日ほど、ヨーロッパに行っていました。実に8年振りの訪問で、もちろん鉄道旅行を満喫してきました。そのダイジェスト版を軽くお届けします。

 パリシャルル・ド・ゴール空港TGV駅

 まず、パリ、シャルルドゴール空港駅から、エールフランス(AF)7187便で、ベルギー・ブリュッセルへ。と言っても、パリ-ブリュッセル間は距離が短く、タリスなどの高速列車も充実し、航空便を飛ばすまでもないようです。ですが、AFでブリュッセルへ行く人への便宜ををはかるため、TGVと提携し、ブリュッセルへのTGVをAF便としても運行し、航空便の乗り継ぎ扱いでTGVに乗車できるのでした。航空運賃のみ、追加料金無しでTGVに乗れてしまうので、乗り鉄の立場から見れば、とても美味しい航空便でもあり、私がこの旅でエールフランスを選んだ理由の一つでもあります(笑) しかもエコノミークラスにも関わらず、用意されていた席は1等席で快適快適。

シティ・ナイト・ライン(City Night Line/CNL)

 アムステルダムからは高いサービスレベルで知られる寝台特急シティナイトライン(City Night Line/CNL)でミュンヘンへ。シティナイトラインはスイスに本社を置くドイツ国鉄(DB)など数カ国の国鉄が出資する会社だったのですが、今はドイツ国鉄の子会社となり、2007年12月にはシティナイトライン路線とドイツの夜行列車網がまとめて再編され、新たなシティナイトラインのネットワークが形成されました。
 シティナイトラインと言えば、ダブルデッカーの個室や、深くリクライニングする2等座席車など、快適な車両が投入されていました。また、月をモチーフにしたイラストやCityNightLineのロゴが黄色で描かれているのが濃紺の車体に映え、一種の編成美さえ感じました。
 しかし、前述の再編で、ドイツを走行する多くの夜行列車がCNL網に組み入れられたため、全部を従来のシティナイトラインの設備で揃えるのは不可能になりました。塗装も上の写真のように、通常のドイツ国鉄の赤と白をベースにしたものになっていくようです。私が乗車したCNL319Pollux号では、シャワー付きのデラックスシングルはダブルデッカーではなく平屋の車両、座席車は全部コンパートメントでした。塗装も従来のものもあれば、CNL新カラーと言えるDBカラーのもの、果てはワルシャワ、モスクワ行きユーロナイト・JAN KIEPURA号専用のクシェット車両まで連結されるなど、統一感の無というか、使えるものはなんでもありと言った感じでした。

ワルシャワ・モスクワ行きEN用車両


 下の写真がCNLのダブルデッカー個室車両。デンマーク・コペンハーゲンからミュンヘンにやってきたCNL483ハンス・クリスチャン・アンデルセン号。

CNL483_ハンス・クリスチャン・アンデルセン


 で、このCNL483の最後尾には…

モスクワ発のユーロナイト


 モスクワ発のユーロナイトがたった一両だけくっついていてびっくり。方向幕のキリル文字が異彩を放っていました。出発時点では、アムステルダム、バーゼル行きと併結でしたが、この車両だけがミュンヘン行きで、途中からCNL483にくっついてきたのでしょう。シティ・ナイト・ラインはこのように、他列車との併結が盛んに行われているようです。

 次の列車の接続まで、念のため2時間取り、駅や列車の撮影をしたり、構内のカフェでコーヒーを飲んだりして過ごしました。

コーヒー(ミュンヘン駅)


 そして、ローマ行きのユーロシティ(国際長距離特急)ミケランジェロ号で、オーストリアを通り、ブレンナー峠を越え、イタリアを目指します。(この一行だけ「世界の車窓から」風で(笑))

EC85ローマ行き

テーマ:ヨーロッパ旅行記│ジャンル:旅行
鉄道旅行 | コメント(0) | トラックバック(0)2008/02/09(土)03:41

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Author:solano
BLOGタイトルの通り、道楽にどっぷりと浸かっています。他に2つの鉄道・旅系のサイトをやっていて、その補完的存在として、このBLOGを使っています。

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